Chromebook:古いChromebookの活用 Ubuntu Linuxのノートパソコンに

Linux

古いChromebookの活用 Ubuntu Linuxのノートパソコンに

 

Ubuntu Linux

 

古いWindowsパソコンにLinuxをインストールして復活させる方法は雑誌や書籍、またはWebで知ることができますので比較的簡単にできると思います。

もちろん、古いパソコンは中古で安く購入することができるのでUbuntu Linuxなどをインストール(性能が低いパソコンには他のLinuxをインストール)することができますが、ノート型に固定の形態や内蔵されているドライブがHDD、バッテリー駆動の問題などの問題があります。

一方、Chromebookのサポートが切れた古い機種を始め、3年位のサポートが切れていないChromebookも中古市場では格安で販売されています。

サポートが切れたChromebookは5,000円以下で購入できるChromebookが多く、3年ほど前のChromebookでも1万円台で購入できる機種は数多くあります。

わざわざChromebookにLinuxをインストールする利点はWindowsパソコンでは少ないタブレットモードで動作したり、バッテリー駆動時間も長く、しかも内蔵ドライブもSSDになりますので、Windowsパソコンと比較して小型で軽く、長く外出先でも使えるUbuntu Linuxを利用することができます。

ChromebookにUbuntu Linuxをインストール

それでは実際にChromebookにUbuntu Linuxをインストールしていきます。

方法は何通りかありますが、ChromeOSと併用してUbuntu Linuxをインストールして使用する方法と、Ubuntu Linuxを直接インストールしてLinux単体で使用する方法になります。

また、今回はUbuntu Linuxをインストールする手順で説明しますが、他のLinuxもインストールすることが可能です。

どちらにしても、開発者モードを有効にする必要がありますので、それから説明します。

開発者モードを有効にする

次は、ChromebookPixelを開発者モードにします

開発者モードでは一部のブートセキュリティ機能が削除されるため、データーがChromebookからなくなったりしますのでChromeOS使うのであればお薦めはできません。

ただし、今回のように別のオペレーティングシステムをインストールするには、開発者モードは必要です。

開発者モードに関してはこちらに記載していますので参照してください。

開発者モードになるには

chromebook1

Chromebook:Chromebookで開発者モードを有効にする方法

2021年8月24日

をご覧ください。

Croutonを使ってUbuntuLinuxをインストール

この方法は、元のChromeOSシステムを維持しながら、ChromebookにUbuntuをインストールします。

croutonと呼ばれるサードパーティのスクリプトを使用してchrootを使用してUbuntuをインストールし、ChromeOSとUbuntuを並べて実行し、2つをオンザフライで切り替えることができます。

設定も簡単で改造も必要ないので、ほとんどのChromebookユーザーはこの方法でインストールすることになると思います。

前提条件として以下の項目があります。

  • Intel / ARM CPUのChromebook
  • 基本的なコマンドラインの知識(そのままコピーして貼り付ける事ができるので問題はありません。)
  • 少なくとも1GBの空き容量のSSD

Ubuntuをインストールします。

  1. ここからクルトンスクリプトをダウンロードします。
  2. Ctrl + Alt + Tを押してターミナルが起動。
  3. shellと入力してEnterを押します。
  4. sudo sh ~/Downloads/crouton -t unityし、Enterキーを押します。
  5. デフォルトのUnityデスクトップ環境でUbuntu16.04パッケージがダウンロードされます。インストールが開始されます。インストールには時間がかかります。

インストールプロセスが完了すると、UbuntuとChromeOSの両方を利用できるようになります。Ctrl + Alt + Shift + BackおよびCtrl + Alt + Shift + Forwardを押すことにより、オペレーティングシステムを切り替えることができるようになりました。

Ubuntuからログアウトすると、ChromeOSに戻ります。

ターミナルでsudostartunityを入力して、Ubuntuに戻ります

これで、LinuxOSを自由に使用できます。

Ubuntu Linuxを直接インストール

この方法はChromeOSを消してUbuntu Linuxをインストールして使用する方法になります。

Windowsパソコンなどを使用して、Ubuntu Linuxをインストールしたことのある方は、こちらの方わかりやすいかもしれません。

ただし、ChromebookにはChromeOS以外のオペレーションシステムをインストールできない書き込み防止ネジがありますので、それを取り外すことから始めます。

書き込み保護を無効にする

別のオペレーティングシステムをサポートするためにファームウェアアップデートをインストールする前に、Chromebookの裏蓋を外して開く必要があります。

機種にもよると思いますがGoogleはマザーボードに物理的な書き込み防止ネジを取り付けました。

そのネジが所定の位置にある限り、ChromeOS以外のOSはインストールすることができません。

もし、利用したい機種に書き込み防止ネジを取り外す必要があります。

Chromebookを開くには、ノートパソコンを裏返し、見えているネジの他にChromebookのゴム足としてついている4つのゴム製パッドやその他のゴム足部分に隠されたネジが有ることが多く、Chromebookの裏側のネジをすべて外しても裏蓋を取れない場合はゴム足すべて、もしくは2箇所屋1箇所のネジを外す必要があります。

ゴム足はその後も使うので慎重に取り外します。

ゴム足自体は軽く接着剤でくっついていて、取り外すのはかなり簡単です。

何台か裏蓋を取り外したことがありますが、なれていると作業時間は5分程度になります。

Chromebook Flip C434の分解

 

Chromebook Flip C434の分解

もし、書き込み保護ネジがあった場合はネジを取り外すのに1分もかかりませんでした。

上の写真のChromebookには書き込み保護ネジはないようです。

Chromebookでは各メーカーが多くの機種を販売していますが、保護のために別の方法を使用しているわけではないため、そのネジがない場合は裏蓋を閉じてもとに戻します。

もとに戻すには分解手順を逆の手順で行うだけです。

カバーをChromebookに戻し、ネジを元に戻し、最後にゴム足などに隠れていたネジを戻してゴム足も元に戻します。ゴム足はすぐつける分には粘着性がありますので、そのまま付けるだけで元の状態になります。

ファームウェアをダウンロードしてアップグレードします

開発者モードを有効にすることにより、ターミナルのようなブラウザタブが表示され、そこでshellコマンドを実行します。

次にコマンドを入力します。

これは海外のChromeboxさんのChromeOSユーティリティスクリプトをダウンロードしてインストールするコマンドです。

cd; curl -LO https://mrchromebox.tech/firmware-util.sh && sudo bash firmware-util.sh

ダウンロードしてインストールしてから数分後、Chromebookを再起動すると、次のようなメニューが表示されました。

ここから、インストールするファームウェアオプションを選択するだけです。

選択肢3を選択し、Chrome OSイメージをバックアップするかどうかを尋ねられるので(すでに作成している人は「NO」、作成していない人は「Yes」)、その後インストールが開始されます。

再起動後、従来のBIOS設定画面が表示されます。

Ubuntu Linuxをインストール

その作業が終了し成功すると、Chromebookは他のほとんどのWindowsパソコンと同じようにOSインストールの準備ができています。

ChromeOSのみが動作するパソコンではなくなります。

殆どのChromebookにはメモリカードスロットがあるため、別のコンピュータを使用して、最新のUbuntuLinuxのイメージをSDカードにダウンロードし、BIOSの[起動デバイス]オプションを変更し、Chromebookを再起動してメモリカードから起動します。

起動ドライブの選択は機種によっても違う可能性はありますが、起動中にEscキーを押すと、起動ドライブが表示されます。起動するドライブを選択することができます。

その後は標準的なUbuntuのインストールと同じです。

 

まとめ

ChromebookにLinuxをインストールする方法は他にもあると思います。

通常はChromebookに搭載しているLinuxモードを有効にするだけでLinuxソフトを使用することができますが、今回は古いChromebookに新しくLinuxをインストールする前提で記載しました。

古いChromebookには2GBや4GBのメモリしか搭載されておらず、第3世代などの古いIntel プロセッサを使用していることを考えると、パフォーマンスは決して良くはありません。

ただし、5,000円程度で購入できるChromebookを使って、Linuxのインストールを行いうどかせることを考えると非常に面白いと思います。

サポートの切れたChromebookは実際にはもっと低価格で入手することができます。

 

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