Chromebook:Chromebook用のParallelsDesktopを搭載したChromebook上でWindows10

ParallelsがChromebookEnterprise向けのParallelsDesktopを発表

Chromebookは、同じCPUを搭載したWindowsパソコンよりも低価格で、高速に動作するChromeOSを搭載しているため、当初の学校向けだけではなく、企業でのシェアも伸びています。

ただし、Windows OSとは異なり、サードパーティのパッケージソフトウェアやアプリケーションをインストールすることはできません。

使用するすべてのアプリケーションは、GooglePlayストアまたはChromeウェブストアからのものを利用することになります。

マイクロソフトのOfficeなど一部のサードパーティアプリケーションでは、パッケージ版より機能の低いオンラインバージョンを使用できます。

学校はまだしも、会社や個人であってもWindowsのソフト資産を利用して今まで使っていた方が多く、その点ではChromebookへの移行に躊躇する部分になります。

その解決策としてMacでも仮想化ソフトとして定評のあるParallelsのParallelsDesktopを使ってChromebookでもWindowsを動かして専用のソフトを利用することが出来ます。

Parallels Desktop for Chrome OS1

Parallels DesktopのChromebook

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseは、Macで有名な仮想化ソフトでWindowsだけではなく、Linuxなどを利用できる仮想化ソフトの定番になります。

Parallels Desktop for Chromebookは最新のWindows11のサポートはまだですが、一つ前のWindows10の動作をサポートしており、インストールDVDやディイスクイメージが無くてもインストールは可能です。

ただし、プロダクトIDを入力する必要があり、それがないと使えません。

プロダクトIDに問題なければフルバージョンのWindows 10をChromebookの仮想マシン(VM)で起動することができます。

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseは、GoogleとParallelsのコラボレーションで作成されました。

このパートナーシップは、今まではハイスペックな、これからミドルレンジとして登場するChromebookでWindows10アプリケーションを実行することが出来ます。

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseを使用すると、Chrome OSおよびAndroidアプリケーションと一緒に、レパッケージソフトウェアを含む任意のWindows10アプリケーションを実行できます。

ChromebookでChromeブラウザで閲覧しながら、Parallels Desktop for Chromebook Enterprise上でMicrosoftOfficeを起動して編集作業や入力作業ができます。

同様に、フォルダとファイルをWindowsファイルエクスプローラからChromeローカルエクスプローラに、またはその逆にドラッグアンドドロップできます。

Chromebookを再起動せずにChromeOSとWindows10を切り替えて、起動するアプリケーションを選択することもできます。

Parallels Desktop for ChromebookEnterpriseの機能は次のとおりです。

Windowsユーザーフォルダーへのシームレスなアクセス:

通常、Windows10のユーザープロファイルと設定はローカルプロファイルに保存されます。

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseは、ローカルプロファイルをChromeOSのWindowsファイルセクションにリダイレクトします。Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseは、ローカルプロファイルをリダイレクトすることで、Chromebook内の重複ファイルを排除します。

また、OSがオフラインの場合でもWindows10ファイルにアクセスできます。

Chrome OSフォルダをWindowsと共有する:

Chrome OSファイルアプリケーションでフォルダ(ダウンロードやGoogleドライブフォルダなど)を選択して、Windowsと共有できます。

フォルダーに関しては、好きなフォルダーを指定して共有化することが出来ます。

これで、Windowsアプリケーションを使用してこのフォルダー内のファイルを開くか、Windowsドキュメントをこのフォルダーに保存できます。

設定へのクイックアクセス:  

デバイスバーには、多くの便利なタスクを実行するために使用できるメニューがあります。

たとえば、デバイスバーを使用して、プリンタ、キーボードショートカット、共有フォルダなどにアクセスすることができます。

Windows 10を数秒で一時停止および再開する機能:

Windows 10の一時停止は、イメージ的にはパソコンの蓋を閉じてスリープモードに移行するのと似ています。

Parallels Desktop for Chrome Enterpriseの一時停止/再開機能を使用すると、時間のかかるWindowsのシャットダウンおよび起動機能の代わりに、Windows10をすばやく起動および停止できます。

そして、開いているすべてのアプリとドキュメントは、CPUやメモリを使用せずにレジューム状態になります。

再開したら、停止状態で再開できます。

この機能は仮想化ソフトの最も利用価値の高い部分になると思います。

ExcelやWordなどのアプリケーションに限らず、ゲームなども保存しなくても、そのままの状態で保存されています。

再開するときも3秒から5秒位で起動し、停止中にChromebookの動作が遅くなることもありません。

ネットワーク利用時のセキュリティ:

クロームOSとWindowsが共有のネットワーク設定になっています。

そのため、Windows 10アプリケーションは、Chromebookのインターネットプロトコル(IP)アドレスを介して、ローカルネットワークやインターネット上の他のマシンに簡単にアクセスすることができます。

共有ネットワークは、強化されたセキュリティを提供するChromeOSとWindows仮想プライベートネットワーク(VPN)をサポートするため、安全面で有利です。

Parallels Desktop for Macで作成された仮想化マシン(VM)を再利用する:

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseを使用すると、Windows 10VMを新しいChromebookにシームレスに移動することができます。

新しいChromebookを購入するときに、Parallels Desktop for Macを搭載したMacで以前にVMを作成したことがある場合は、VMをインストールする必要はありません。

既存のWindows 10 VMを新しいChromebookに転送して、起動して実行するだけです。

プリンターをWindowsと共有する機能:

Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseを使用すると、VMにドライバーをインストールしなくても、Windows10からChromeOSで利用可能な任意のプリンターに印刷できます。

デフォルトでは、Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseは、ChromeOSプリンターと通信するように仮想シリアルポートを構成します。

Chromebookで使うWindows 10のメリットは?

Chromebookは軽快で堅実なOSが動作するコンピュータです。

そして、リモートワークと学校教育の場において一人一台が新しい標準になるにつれて、その成長の見通しはさらに高くなります。

Chromebookを使っているのにWindowsを利用することは、必要に迫られて仕方なくWindowsを使うケースになります。

本来はすべてChromebookで行いたいのですが、業務用のソフトなどChromeOS上で動作しないソフトが多いのも事実です。

最新の仮想化ソフトとハイエンドなChromebookの組み合わせなら、Winodwsのパフォーマンスは十分な内容になっています。

ChromebookでWindows 10を実行することは、次の理由により、依然として大きなメリットがあります。

一部のアプリケーションはChromeOSで実行されません。

ユーザーは、多岐にわたる作業に完全に機能するパソコンが必要になります。

そのため、Officeソフトの他に、ビデオ編集、ビデオ再生、写真編集などのに対応可能なアプリケーションを準備する必要があります。

Windows PCの場合、これはすべて可能です。

一方Chrome OSの場合は、まだ環境が整っていないものが多く、ソフトの品質も見劣りがします。

会計ソフトなどに関しては、Webブラウザーを利用してクラウド対応するものが増えてきましたが、CADなどのソフトはWindowsの独壇場になります。

オフラインで作業する機能を提供します。

Chrome OSとそのアプリケーションは、安定したインターネット接続に大きく依存しています。

一部のアプリケーションにはオフライン機能がありますが、Androidアプリケーションを使用するには、ChromebookがGoogleによって認可されている必要があります。

また、オフラインアプリケーションは本来の機能と比較すると特定の機能を削除していることが多く、操作性や生産性の低下につながる可能性があります。

Windowsを使用すると、オフラインモードでも、さらに多くのことができます。

ChromebookでWindows10を実行することは、インターネットに接続できない状況にとってより良い代替手段です。

生産性が向上します。

ほとんどの企業にとって、Windows 10は、仕事を遂行する上で依然として頼りになるOSです。

一方、Chromebookは持ち運び可能で、価格も安く安全です。Windows10をChromeOSと統合すると、次の点で両方の長所を活用できます。

  • ファイル転送中の時間の節約。共有クリップボードを使用すると、構成を実行せずに、ChromeOSからWindows10に、またはその逆にファイルを直接コピーして貼り付けることができます。
  • ストレージスペースの節約。Chrome OSアプリは、ChromeOSのWindowsファイルセクションにリダイレクトされた共有ユーザープロファイルを介してWindowsユーザーフォルダーに直接アクセスできます。これにより、重複するファイルはなくなります。Windowsがオフラインの場合でも、これらのファイルにアクセスできます。
  • WindowsからChromeOSフォルダにアクセスする際の柔軟性。Windowsを使用している間は、OneDriveやGoogleDriveなどの共有ChromeOSフォルダーに簡単にアクセスして、Windowsファイルを保存できます。
  • 動的な画面解像度。Windowsでは、画面の解像度を変更するのは簡単です。Windows10でウィンドウの端をクリックしてドラッグするだけで、設定が完了します。
  • Windows10でフルスクリーンを利用する機能。Windows 10で画面全体を使用するのは簡単です。ウィンドウの右上隅にある、最大化ボタンをクリックするだけです。Windows 10をフル画面になり、トラックパッドのスワイプ動作でChromeOSの画面に移動する、またはその逆の操作ができます。
  • ChromeOSで開くためのWindowsアプリの関連付け。Chrome OSの[プログラムから開く]コンテキストメニューを使用すると、特定のWindowsアプリを、一部のファイルタイプを起動するためのデフォルトプログラムとして簡単に割り当てることができます。
  • 手間のかからない印刷。ChromeOSのプリンターをWindows10と共有したり、その逆を行ったりすることで、適切なプリンタードライバーをインストールしなくても柔軟に使用することができます。

 

まとめ

今回はWindows10を利用する前提で考えましたが、仮想化ソフトの場合は様々なOSを利用することが出来ます。

Windowsなら98、XPや7のような古いOSを使用することも可能なので、そのOSにしか対応ていない古いソフトを稼働することも出来ます。

仮想化ソフトを使ってもBluetoothで接続されたキーボードやマウスなどは共有化して使用することができるので、煩わしさも無いと思います。

ただし、Chromebookの場合は企業向けに提供されているので、Macのように利用できる環境になると、誰でもChromebookでWindowsを面倒な設定もなく利用することができるようになります。

 

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