Chromebookは、単なるWebブラウザーを基本にしたOSにすぎないと見なされることがよくありますが、その概念はアップデートを繰り返すことで認識が変わってきました。
Chrome OSは効率的なオペレーティングシステムであり、Google Chromeは単純で簡単なOSとの認識から、時間をかけてこの次々に更新されるオペレーティングシステムがどのように機能するかを学ぶ場合は、多くのことを実行できることがわかります。
Google PlayストアおよびLinuxとの統合により、Chromebookはさまざまなアプリケーションと強力なデスクトップで利用できるソフトウェアを使えるようになりました。
現在、WordPressのインストール、Officeの実行、ニンテンドーDSやSonyのPSPなどのゲームのプレイ、ビデオ編集ソフトウェアの使用、さらにはさまざまなプログラミング言語を使用したコードの記述も可能です。
Chromebookのもう1つの魅力的な機能は、Chromebookで他のオペレーティングシステムを実行できることです。
先日、ChromebookでWindows 10を実行する方法について説明しました。
今後、Windows11が一般にも公開されるようにあります。
そのWindows11をChromebookにインストールすることが可能なのか検証したいと思います。
そのため、この記事では、Windows11の初期ビルドをChromebookで動作させる方法を紹介します。
Contents
ChromebookへのWindows11のインストール
Windows11をChromebookにインストールする手順を説明します。
前提としてChromebookでLinuxが動作できるようになっていることが前提になります。
現在のWindows11について
Windows 11をインストールするには、Linuxターミナルサポートが組み込まれたChromebookが必要になります。
これは現代のほとんどのChromebookで簡単に利用できる機能であるため、まだ設定していない方はこの設定を行う必要があります。
ChromebookでLinuxを有効にする方法がわからない場合、または有効にするのに問題がある場合は、ChromeOSでLinuxを有効にする記事を参照してください。
基本を説明したので、インストールに移ります。
この方法では、最初にChrome OSで仮想マシンを取得してから、その上で最新のWindowsを実行します。
この方法で行う理由は、Windows11が実際にはまだリリースされていないためです。
マイクロソフトは2021年の秋以降にリリースを行うことを発表しています。
次期WindowsOSの「Windows 11」は10月5日より提供を開始する予定です。
その日から既存のWindows 10パソコンを対象にWindows 11への無償アップグレードが始まりまります。
その前にWindowsパソコンで今すぐWindows11を利用する唯一の方法は、Windows InsiderPreviewプログラムに登録して初期ビルドをインストールすることです。
それらはWindowsユーザー専用ですが、今回はChromebookでインストールするため、今のところ、Windows11のISOを使う必要があります。
オペレーティングシステムが今年の年末にかけて一般に公開されたあとは、ChromeOSでより良いバージョンのWindows11を入手できると思いますが、現状ではこの方法になります。
ChromeOSにWindows11をインストールする方法を説明します。
ChromeOSでWindows11を入手する
次の手順は、ここから実行します。
1) ChromeOSでWindows11を入手するための最初の作業は、オペレーティングシステム用のISOファイルをダウンロードすることです。
残念ながら、Windows11のダウンロード関連はWindowsパソコンでしかできませんので、この作業はWindowsで行います。
まず、Windowsが起動しているパソコンでこのページに移動します。
英語ページになりますが日本語に変更することもできます。変更するには上部にあるメニューから言語を選択します。
[ 最新のDev チャネル]の横にある[x64]ボタンをクリックします。2) 次に、ISOのすべての更新が表示されるページに移動します。表示されるのは1つだけになるので、それをクリックして次のステップに進みます。
3) その後は、設定することは少なく言語に関しては、最初のページで日本語を選択しているとダウンロードできる言語も日本語になっています。
もし、英語などを希望の場合はこの画面で英語を選択します。
そのまま、[次へ]ボタンをクリックする。
完了したら、選択するWindowsのバージョンを決定する必要があります。今後の問題を回避するために、Windows 11HomeとWindows11Proのチェックボックスをオンにすることをお勧めします。「次へ」をクリックします。
4) 表示される次のページにはHomeとPro2つのチェックがあります。
初期設定では両方がチェックされているので、次にをクリックします。
5)この画面になったら、下にあるダウンロードパッケージを作成ボタンを押すだけです。
その後ダウンロードが始まります。
6) ダウンロードが終わったら、ChromebookでLinuxターミナルを起動します。
7) ターミナルを開いた後、Chrome OSにKVMをインストールするに、次のコマンドを入力します。
カーネルベースの仮想マシンの略で、KVMはChromebookで利用できる最も効率的な仮想化ソフトの1つになります。
このアプリケーションでは、ISOファイルを使用して仮想マシンを作成することができるのでWindows 11を実行するための準備になります。
KVMをインストールするには、以下のコマンドを使用します。
sudo apt install qemu-kvm libvirt-clients libvirt-daemon-system bridge-utils virtinst libvirt-daemon virt-manager -y
8) アプリケーションはChromebookにインストールされます。ターミナルに展開とインストールが終わりユーザー名に戻ったら、「Linuxアプリ」フォルダを確認してください。
9) 残りはそれほど難しくありません。これで、アプリケーションにISOファイルをロードするだけで、インストールを簡単に実行できます。まず、[File]から[New Virtual Machine]の順にクリックして、仮想化を開始します。
10) 仮想化マシンのインストールを案内する内部ウィンドウポップアップが表示されます。
11) セットアッププロセスが完了すると、KVMはWindows 11のインストールの処理を開始します。この作業には時間がかかります
12) 順調に終了すると、仮想化マシン上でWindows11セットアップ画面を表示します。
あとは、指示に従ってインストールを続けるだけになります。
ChromebookにWindows11をインストールする方法は以上です。
この方法はそれほど知識がなくても手順通り行うことで、問題なくできるはずです。
ChromebookでWindows11を実行する際の注意事項
表面的には、ChromeOSにWindows11をインストールするのはかなり難しく感じるかもしれません。
今の所、ChromebookでWindows11を動かす唯一の方法は、仮想化マシンとISOファイルを使用することになります。
そのため、ChromebookでWindows 11を使用する際には、バグ、不具合、パフォーマンスの低下が頻繁に発生する可能性があります。
高性能なChromebookを利用している場合でも、全体的に速度が低下します。
Windows 11が今年後半に公式に公開されると、違う方法(ChromebookにWindows10をインストールする方法など)を使えるようになりますので動作に関しては改善されると思います。
Chromebookをより安全に便利に利用したいならVPNがおすすめな理由
Chromebookは値段も安価で動作も快適と作業用パソコンとしては、かなり優れておりますが利用している段階で気になる点が2点ございました。
- ファイルのダウンロードがブロックされる。
- HTTPサイトに接続できない
上記2点の問題点を解説します。
ファイルのダウンロードがブロックされる
作業中にサイトからファイルをダウンロードする際に上記のような【不正なファイルのためファイルをブロックしました】と頻繁に表示されます。
これがかなり面倒で明らかに危険なファイルではないはずの
[PDF資料をまとめたZIP]
[仕事で使用するフリーツール]
なども跳ねられることも頻繁で正直ストレスがたまります・・・
通常のWindowsパソコンやMACであればブロックされる頻度はかなり少ないですが、後で後述する理由が原因でChromebookの場合1日に何回もこのような事態が発生します。
HTTPサイトに接続されない
また【HTTPサイトにアクセスしても表示されない】問題もあります。
インターネット上でWebページを閲覧するとき、URLの上部に「http」や「https」で始まっていますが「データが暗号化されていないhttp」の場合自動的にブロックされてしまいます。
↑上の画像のようにHTTPの場合はセキュリティ警告が表示
最近では「https」に移行しているサイトも増えてはいますが、まだまだ「http」サイトが多い現状で仕事上情報を集めたい際に苦労しています。
上記の2点の問題を解決する方法を調べた結果【VPN】を適応することで解決致しました!
なぜChromebookにVPNが必要なのか???
なぜ上記のような問題がVPNで解決するのか?
「実はChromebookで標準で搭載されているセキュリティが強固すぎる+セキュリティ機能をオフができないため回避するにはWEB通信時のネット回線を変更する」
必要があることが判明!!!
https://www.cman.jp/network/term/vpn/
通常であればセキュリティソフトなどを手動でインストールを行い、問題がある場合は一時的にオフするなどで[ブロック問題]を解決できるのだが、Chromebookはデフォルトでセキュリティソフトが搭載されているような物なので外すことが出来ない。
そこで活躍するのがVPN!!!
VPNとは??
「Virtual Private Network」の略。
簡単に言うと仮想の「専用回線」を使って、インターネットを利用することができます。
IPアドレスを自由に変更することができるので匿名性が向上します。
無料のサービスもありますが、回線品質が悪く速度が遅い問題があります。
そのため、回線品質が良い「NordVPN」等が人気です。
↑こんな感じで各国にあるサーバーをワンクリックで使用できるので匿名性は抜群!
VPNを使うとChromebook経由の回線ではないという扱いになるため上記のような理不尽なブロック祭りから開放されるというわけだ!!!
VPNを利用することで得られるその他のメリット!!
更にVPNはもともとセキュリティ強化のためのツールなので様々な利点あり。
- 個人情報の流出阻止の強化
- 海外サーバに繋げて外国在住の限定の動画視聴
- 海外のゲームを格安で購入できる
- 通信が高速化する
など仕事でもプライベートでも役に立つ機能が多く、Chromebookを快適かつ安全に使用したいのであれば割と導入必須のツールといっても過言ではありません。
ChromebookにおすすめVPNはNORDVPN!
といってもVPN会社は日本・海外含めると何百社も存在しており、正直どのような基準でVPNを選べばいいか悩ましいと思っている方も多いのではないでしょうか??
個人的に色々試した結果絶対選んではいけないVPNの条件は以下の3項目
【完全無料を謳うVPN】
他社が有料で展開しているサービスが無料で提供できるはずがない。たいてい利用者の個人情報を盗み出して売買しているケースが多数(一部研究目的など例外あり)
【日本で運営しているVPN】
VPNは海外に多数のサーバーを持つことで安定性が増す。日本運営のVPNはサーバー数が非常に少なく速度が遅いなど実用性に乏しい
【運営歴が浅すぎるVPN】
運営歴が短いVPNは個人情報をハッキングされ情報流出などの危険性が高い。長年運営を行い目立った不祥事を起こしていない会社が望ましい
この3項目に一つでも該当するものがあるVPNは地雷確定なのでおすすめしません(立証済み)
以上の条件に当てはまらない中でおすすめなのが【NordVPN】
ダウンロード・操作履歴が残らない
料金が安い・返金制度
やましいことしていないなら保存されていても特に問題ないのでは??と思いがちですが通常のVPNはサーバー利用の履歴などが保存されるのでもし本体サーバーにハッキングされたら個人情報が流出する危険性があります。
実際にVPN会社本元のサーバーがハッキングされて個人情報が流出したことも・・・
ただNordVPNに関してはそもそも個人情報を残さないので仮にハッキングされたとしても警察や政府・ハッカーに個人履歴が渡ることがないです。
一月分無料お試しでどんな理由でも100%返金保証付き!!
また月額に掛かる料金は高品質であるにも関わらず低価格なのも嬉しいところ。
有名VPNのExpressVPNは最安で$8.32(約900円)なのに比べ、NordVPNは約495円と半値近く違うので毎月のコストが掛かりません。
1ヶ月プラン | 6ヶ月プラン | 1年プラン | 2年プラン | |
ExpressVPN | 月額1500円 | $月額1000円 | 月額900円 | |
NordVPN | 月額1434円 | 月額590円 | 月額495円 |
更に【契約期間30日なら100%保証の制度】付きなので気に入らなかったり、自分の環境ではうまく動作しないなどどのような理由でも返金保証が適応されるので安心!!
⇒30日間無料のNordVPNををお試ししたい方はこちらから!!
まとめ
Chromebookは様々な作業や使い方に対応可能なパソコンになります。
インターネットでブラウジングをするだけでなく、多種多様な作業を処理するのに十分な環境が整っています。
さらに、年間を通じて頻繁にアップデートを行い機能がそのたびに追加され、Linuxも使えるため、Chromebookを有効的に使用することができます。
当然のことながら、Windows11をこの方法で利用することは実験的な側面が多く、実際の作業に利用するには安定性にかけている面があります。
記事の前半で述べたように、この仮想化を使ってISOからWindows11インストールする方法は満足のいく環境を得るつもりはありません。
ただし、Chromebookで試してみたら問題なく動作します。
正式なWindows11がリリースされたときには使い方の一つとして考える助けにはなります。
また先程紹介したNordVPNを利用することで【Chromebookの煩わしい仕様回避+セキュリティ強化】にもつながるので気になった方は導入してみてはいかがでしょうか??
金額的にもセキュリティソフトよりも安く、気に入らなければ返金保証ありといたせりつくせりの内容なのでおすすめです!!