Chromebookには通常使用しているノーマルモードの他に「開発者モード」があります。
Chromebookを開発者モードにすると、ChromeOSのファイルシステムへのルートアクセスが有効になります。
これは、Androidデバイスでrootアクセスを取得したり、iPhoneをジェイルブレイクしたりするのと似ています。
Contents
Chromebookの開発者モード
Chromebookに開発者モードが有効になっていない理由は?
これはAndroidなどのルート権限と同じで、一般の方が普通に使用する場合には特に必要としない機能になります。
Chromebookには、不正なマルウェアのインストールなどを防ぐセキュリティ機能があります。
また、Googleは重要なシステムファイルへの読み取り専用アクセスを強制して、ユーザーが誤って変更したり、マルウェアに感染したりしないようにしています。
そのため、ほとんどの一般ユーザーにとって、Chromebookは元の通常モードで十分に機能しています。
開発者モードにする必要性は?
Chromebookで開発者モードを有効にすると、Linuxシステムの完全インストールなどを実行して、デュアルブート機能を追加したり、開発者からandroid apkアプリをインストールしたり、アプリをサイドロードしたりできます。
開発者モードにすることによりLinuxのDebian、Ubuntu、またはKali LinuxをChromebookにインストールして、もとのChromeOSとデュアルブートで利用することができます。
開発者モードにすることにより重要な警告があります。
- 学校などでChromebookを使用している場合は、学校の管理者の許可なしに開発者モードにすることはできません。(多分許可はおりません)
- 開発者モードではChromebookの保証が無効になります。ユーザーはChromebookのシステムファイルにrootアクセスできるため、問題が発生した場合のトラブルシューティングのサポートはGoogleでは提供されません。
- 開発者モードを有効または無効にすると、Chromebookがリセットされます。開発者モードが切り替わるたびに、Chromebookは「初期化」されます。つまり、すべてのユーザープロファイルとデータがリセットされます。ただし、すべてのChromebookデータはクラウド上にあり、使用環境もGoogleのアカウントに保存されているのでセットアップ時にログインすることですべての環境やAndroidアプリを含めた環境とデータを再同期できます。
Chromebookで開発者モードを有効にする
ちょうどChromeOSの更新サポートが無くなった英語版のChromebookがありますので、そのChromebookを使って説明していきます。
スイッチの場所やキー配列は機種によって違うので参考にしてください。
Chromebookで開発者モードへの移行
手順1)開始するには、Chromebookをリカバリモードで起動する必要があります。
まずはChromebookをシャットダウンすることから始めます。
手順2)EscキーとRefreshキーを押したまま、電源ボタンを押します。
更新キーは通常、Chromebookのキーボードの左上にある3番目か4番目にあるキーになります。戻るに似たマークなのですぐわかると思います。
手順3)リカバリモードでは、「リカバリUSBスティックを挿入してください」という表示が表示されます。
一部の古いChromebookでは、「ChromeOSが見つからないか破損しています」というリカバリ画面が表示されますが特に問題はありません。
ステップ4)リカバリ画面でCtrl + Dを押します。
手順5)「OSの確認をオフにするには、Enterキーを押します。
システムが再起動し、ローカルデータが消去されます。」つまり、Chromebookが開発者モードになるまで、システムは起動前にシステムファイルのチェックを行いません。
Chrome OSは通常、起動する前にシステムを確認し、ユーザーが重要なシステムファイルのいずれかを変更したことを確認すると、起動をできないような仕組みになっています。
これは、スパイウェアやその他のマルウェアがシステムにインストールされている場合にデータを安全に保つための保護機能です。
なので、ここでは
「OSの確認をオフにするには、Enterキーを押します。
手順6)Chromebookを起動すると、「OSの確認がオフになっています」と表示されます。
数秒間放置していると、ビープ音が鳴ります。
Ctrl + Dを押すと、Chromebookは開発者モードになります。
もちろん、ビープ音が鳴る前でもCtrl + Dキーを押すことができます。
開発者モードを有効にした後でChromebookを初めて起動するときは、システムを使用できるように準備するのに少し時間がかかる場合があります。
手順7)プロセスが完了すると、Chromebookは自動的にリカバリモードで再起動します。Ctrl + Dを押して続行します。
ステップ8)ようこそ画面に入ります。
ステップ9)このステップはオプションであり、USBデバイスおよびその他の機能からの起動を有効にする場合に必要です。
デバッグの有効化
これはデバッグと呼ばれ、有効にすると次のようになります。
- rootfs検証を削除して、ChromeOSシステムファイルを変更できるようにします。
- SSHアクセスを有効にして、crosflashなどのツールを使用してデバイスにアクセスできるようにします
- USBからの起動を有効にして、ChromebookにLinuxまたはその他のOSをインストールできるようにします
- Chromebookに手動でSSHで接続できるように、開発者とシステムのrootログインパスワードの両方を必要な値に設定します
クリックしてデバッグを有効に機能>続行>はCtrl + D>、その後に有効ボタンを。
ステップ10)ウェルカムページにもう一度移動する必要があります。
手順11)Google ChromeOSの利用規約に同意します。
手順12)Wi-Fiを使用している場合は、ChromeOSを更新するためのワイヤレス接続を選択するように求められます。
手順13)Googleのクレデンシャルを使用してChromebookにログインします。
Chromebookをより安全に便利に利用したいならVPNがおすすめな理由
Chromebookは値段も安価で動作も快適と作業用パソコンとしては、かなり優れておりますが利用している段階で気になる点が2点ございました。
- ファイルのダウンロードがブロックされる。
- HTTPサイトに接続できない
上記2点の問題点を解説します。
ファイルのダウンロードがブロックされる
作業中にサイトからファイルをダウンロードする際に上記のような【不正なファイルのためファイルをブロックしました】と頻繁に表示されます。
これがかなり面倒で明らかに危険なファイルではないはずの
[PDF資料をまとめたZIP]
[仕事で使用するフリーツール]
なども跳ねられることも頻繁で正直ストレスがたまります・・・
通常のWindowsパソコンやMACであればブロックされる頻度はかなり少ないですが、後で後述する理由が原因でChromebookの場合1日に何回もこのような事態が発生します。
HTTPサイトに接続されない
また【HTTPサイトにアクセスしても表示されない】問題もあります。
インターネット上でWebページを閲覧するとき、URLの上部に「http」や「https」で始まっていますが「データが暗号化されていないhttp」の場合自動的にブロックされてしまいます。
↑上の画像のようにHTTPの場合はセキュリティ警告が表示
最近では「https」に移行しているサイトも増えてはいますが、まだまだ「http」サイトが多い現状で仕事上情報を集めたい際に苦労しています。
上記の2点の問題を解決する方法を調べた結果【VPN】を適応することで解決致しました!
なぜChromebookにVPNが必要なのか???
なぜ上記のような問題がVPNで解決するのか?
「実はChromebookで標準で搭載されているセキュリティが強固すぎる+セキュリティ機能をオフができないため回避するにはWEB通信時のネット回線を変更する」
必要があることが判明!!!
https://www.cman.jp/network/term/vpn/
通常であればセキュリティソフトなどを手動でインストールを行い、問題がある場合は一時的にオフするなどで[ブロック問題]を解決できるのだが、Chromebookはデフォルトでセキュリティソフトが搭載されているような物なので外すことが出来ない。
そこで活躍するのがVPN!!!
VPNとは??
「Virtual Private Network」の略。
簡単に言うと仮想の「専用回線」を使って、インターネットを利用することができます。
IPアドレスを自由に変更することができるので匿名性が向上します。
無料のサービスもありますが、回線品質が悪く速度が遅い問題があります。
そのため、回線品質が良い「NordVPN」等が人気です。
↑こんな感じで各国にあるサーバーをワンクリックで使用できるので匿名性は抜群!
VPNを使うとChromebook経由の回線ではないという扱いになるため上記のような理不尽なブロック祭りから開放されるというわけだ!!!
VPNを利用することで得られるその他のメリット!!
更にVPNはもともとセキュリティ強化のためのツールなので様々な利点あり。
- 個人情報の流出阻止の強化
- 海外サーバに繋げて外国在住の限定の動画視聴
- 海外のゲームを格安で購入できる
- 通信が高速化する
など仕事でもプライベートでも役に立つ機能が多く、Chromebookを快適かつ安全に使用したいのであれば割と導入必須のツールといっても過言ではありません。
ChromebookにおすすめVPNはNORDVPN!
といってもVPN会社は日本・海外含めると何百社も存在しており、正直どのような基準でVPNを選べばいいか悩ましいと思っている方も多いのではないでしょうか??
個人的に色々試した結果絶対選んではいけないVPNの条件は以下の3項目
【完全無料を謳うVPN】
他社が有料で展開しているサービスが無料で提供できるはずがない。たいてい利用者の個人情報を盗み出して売買しているケースが多数(一部研究目的など例外あり)
【日本で運営しているVPN】
VPNは海外に多数のサーバーを持つことで安定性が増す。日本運営のVPNはサーバー数が非常に少なく速度が遅いなど実用性に乏しい
【運営歴が浅すぎるVPN】
運営歴が短いVPNは個人情報をハッキングされ情報流出などの危険性が高い。長年運営を行い目立った不祥事を起こしていない会社が望ましい
この3項目に一つでも該当するものがあるVPNは地雷確定なのでおすすめしません(立証済み)
以上の条件に当てはまらない中でおすすめなのが【NordVPN】
ダウンロード・操作履歴が残らない
料金が安い・返金制度
やましいことしていないなら保存されていても特に問題ないのでは??と思いがちですが通常のVPNはサーバー利用の履歴などが保存されるのでもし本体サーバーにハッキングされたら個人情報が流出する危険性があります。
実際にVPN会社本元のサーバーがハッキングされて個人情報が流出したことも・・・
ただNordVPNに関してはそもそも個人情報を残さないので仮にハッキングされたとしても警察や政府・ハッカーに個人履歴が渡ることがないです。
一月分無料お試しでどんな理由でも100%返金保証付き!!
また月額に掛かる料金は高品質であるにも関わらず低価格なのも嬉しいところ。
有名VPNのExpressVPNは最安で$8.32(約900円)なのに比べ、NordVPNは約495円と半値近く違うので毎月のコストが掛かりません。
1ヶ月プラン | 6ヶ月プラン | 1年プラン | 2年プラン | |
ExpressVPN | 月額1500円 | $月額1000円 | 月額900円 | |
NordVPN | 月額1434円 | 月額590円 | 月額495円 |
更に【契約期間30日なら100%保証の制度】付きなので気に入らなかったり、自分の環境ではうまく動作しないなどどのような理由でも返金保証が適応されるので安心!!
⇒30日間無料のNordVPNををお試ししたい方はこちらから!!
まとめ
Chromebookで開発者モードを有効にする方法は以上です。
開発者モードへの移行には、リカバリモードでの起動、Chromebookのリセット(Powerwash)、およびオプションでデバッグモードの有効化を行う必要があります。
これでChromebookでできることは大幅に広がります。
ルートシェルにアクセスするには、デスクトップ上でCtrl + Alt + Tを押して、ターミナルウィンドウを起動します。
今回はサポートが切れた古いChromebookで開発者モードにしたため、USBにインストールディスクを作成するなどの手間は行っていません。
もし、ご自分のChromebookを開発者モードにする場合は、起動できなくなることも考えてリカバリーUSBを先に作成することをおすすめします。
また、メーカー保証のある新しいChromebookで開発者モードを試すのもおすすめしません。
もし、そういった機種をお持ちで開発者モードが必要な方は、中古で1万円台で購入できるChromebookをオークションなどで購入することをおすすめします。
また先程紹介したNordVPNを利用することで【Chromebookの煩わしい仕様回避+セキュリティ強化】にもつながるので気になった方は導入してみてはいかがでしょうか??
金額的にもセキュリティソフトよりも安く、気に入らなければ返金保証ありといたせりつくせりの内容なのでおすすめです!!